『幸福の智恵 クタドゥグ・ビリグ』訳者による内容紹介ブログ

11世紀後半、中央アジアでテュルク(トルコ)語を用いて書かれた現存する最古の著書『幸福の知恵 クタドゥグ・ビリグ』の内容紹介ブログです。著者のユースフ・ハース・ハージブは自身の出生地(ベラサグン)がある現在のキルギス共和国で紙幣の肖像に描かれています。11世紀に書かれた書物ではありますが、詩で語られた言葉には現在でも人々の生き方の道しるべになるものがたくさん含まれています。

タグ:カラ・ハーン朝

『クタドゥグ・ビリグ』の著者であるユースフ・ハース・ハジブとはどのような人物だったのでしょうか。残念ながら、今のところその一生はあまり詳しくはわかっていません。ユースフは1019年頃に当時の東部カラ・ハーン朝の主要都市であったベラサグンの古い家柄に生まれまし ...

11世紀、極東で『源氏物語』が書かれた頃、中央アジアではこの『幸福の智恵』が上梓されました。同時代とはいえ、まるで異質に見える二つの民族文学は、一つの点で共通点を持っています。『源氏物語』が漢文表現でなく日本独自の文字、平仮名を使うことによって国風の粋を極 ...

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