2018年8月、テュルク(トルコ)民族の古典『幸福の智恵 クタドゥグ・ビリグ』の初めての日本語全訳が明石書店より発刊されました。敬虔なイスラーム教徒であったこの書物の著者ユースフ・ハース・ハージブは、現在の中国新疆ウイグル自治区の都市カシュガルにおいて本書を記し、当時その一帯を統治していた君主に献上しました。「日の出王」「満月」「絶賛」「覚醒」という4人の人物を中心に、君主のあるべき姿、幸福の移ろいやすさ、智恵知識の大切さ、そして将軍、宰相、学者、農民、商人など様々な人々の姿が論じられ、軍隊の指揮の仕方から嫁選びの方法まで、当時の宗教観、思想、習慣等を知ることができます。それらの考えは、現代社会でも経営者や管理者に通じるものもあり、また人々が生きていく上で参考になる知識も多くみられます。

「幸福の智恵 クタドゥグ・ビリグ」はアマゾンで購入できますので、ぜひご覧ください。