『幸福の智恵 クタドゥグ・ビリグ』訳者による内容紹介ブログ

11世紀後半、中央アジアでテュルク(トルコ)語を用いて書かれた現存する最古の著書『幸福の知恵 クタドゥグ・ビリグ』の内容紹介ブログです。著者のユースフ・ハース・ハージブは自身の出生地(ベラサグン)がある現在のキルギス共和国で紙幣の肖像に描かれています。11世紀に書かれた書物ではありますが、詩で語られた言葉には現在でも人々の生き方の道しるべになるものがたくさん含まれています。

ある日、日の出王は王室で一人座り満月を招きました。満月は喜んで部屋に入り王の側にいきます。王は満月に座に着くように指示をすると、おもむろに丸い球を取り出しその上に彼は座りました。王はそのことには気にもせず様々な学問についての質問をします。満月はゆっくり一 ...

その頃、満月という名の人物がいました。満月は若く、冷静沈着で、知識に富み、叡智にあふれ、容姿端麗であり、人々を魅了する人でした。満月は賢い王であれば、自分の価値を分かってもらえると信じ、旅に必要な金銀を携え単身都に向かいます。472、智恵の値打ちは、    ...

日の出王は、非常に聡明で英知ある王でした。勇敢で誇り高く、その威光は全世界に及んでいました。そして悪人に対して厳しく罰する公明正大な人間でした。日の出王は、人間として必要な二つの美徳を備え、日と月のように世界を照らしていました。しかし、そんな王にも悩みが ...

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